【実施レポート】ジョゼフ・ンコシ アフリカン音楽鑑賞会(岸和田市立八木北小学校)

「 アフリカン音楽鑑賞会」@岸和田市立八木北小学校

日  時:2013年12月5日
実施時間:2,3,4時間目
対  象:全学年対象
講  師:ジョゼフ・ンコシ、ともみ、パプゥ

 

● 今回は全校生徒約500名に対して行う、音楽鑑賞型体験ワークショップということで、3回に分けて各回45分で実施しました。
1回目(幼稚園、1年、2年)
2回目(3年、4年)
3回目(5年、6年)
各回約160名

● 以下ワークショップ内容

1、先生から紹介
2、ジョセフさんの演奏(たいことマリンバ) 10分
3、アフリカのうたを教えてもらい一緒に手拍子をとり歌う 10分
4、たいこワークショップ 10~15分
5、アフリカンダンス 10~15分
終了

 

● 内容自体は全学年ほぼ同じですが、学年に合わせて少しずつ違うワークを取り入れていきました。

たとえば、
・低学年は、ともみさんが手拍子でリズムを刻みます。こどもたちはそれをまねて手拍子をうちます。だれかがお手本に前に出て手拍子を打つ、それをみんなでまねします。中には少し難しいリズムも。どんなリズムでも手を叩きながら体を揺らして楽しそう。

ジョゼフさんパプゥさんともみさんの演奏ショショローザや「おかあさんありがとう」という意味のうた、汽 車ぽっぽのうた。意味を教えてもらってアフリカの言葉でうたをうたいます。たいこワークショップではたい こをたたけなかったこどもたちも、床を叩いたり手拍子したりしてみんなでリズムをとります。

最後にアフリカンダンスを踊ります。「アフリカでは太鼓の音が聞こえてきたらじっとしているひとはいません。みんなでダンスを踊ります。」パプゥさんのダンスをみんなでまねして踊ります。一緒に参加していた幼稚園の園児たちはワークショップ終了後たいこを触らせてもらいました。幼稚園の先生からは「小学校の鑑賞授業に毎年参加している。たまに内容が少し難しいときもあるけれど、今回はみんなすごく楽しく参加できました。」と感想をいただきました。

 

 

 

 

 

 

・中学年は、アフリカのたいこ(ジェンベ)に興味津々。もともと岸和田市はだんじり祭りがあり、たいこには 馴染みがあります。「前に出てジョゼフさんのお手伝いをしたいひと!」ともみさんが声を掛けると一斉に手 があがります。選ばれた3年生の男の子はたいこの前に座ると、とたんにタタタタタタと待ちきれないように ジェンベをたたきます。

たいこワークショップでは各学年20人が事前にジェンベをたたけるようにクラスで決めてもらっていました。たいこをたたくこどもたちに「どんなたたき方でもいいから、みんなの音を聞きながらたたいてください。」とともみさんが声をかけます。

リズムの違う20台のジェンベとジョゼフさん、パプゥさんのたいこが体育館に鳴り響きます。最後のダンス を踊ったあとも、こどもたちはジョゼフさんのまわりにわいわいと集まっていました。

 

 

 

 

 

 

・高学年は、マリンバの仕組みを教えてもらいました。ジョゼフさんとともみさんの持ってきている楽器マリンバは全部手作り。「アフリカでは楽器は売っていないので、みんな自分で作ります。」木の板と水道のパイプを組み合わせて作ったマリンバは、木だけをたたいても大きな音は鳴りません。パイプの上に木をのせてたたいてみると、音が振動して大きくなります。さらにパイプにも仕組みがあって、こどもたちは「すごい!ぜんぜん音が違う!」と驚いていた様子。アフリカのマリンバは、学校の木琴の音とはまたちがってそれもおもしろいようでした。

ダンスになると、高学年ということもあって、あまり踊らないのでは?というこちらの期待を裏切って、踊り狂う男子が2、30人。すごい!こちらまで楽しくなってくる全力のダンス。そのまわりに少し恥ずかしそうに、でも体をゆらしているこどもたち。またそのまわりで先生も一緒になって踊っています。ダンスが終わったとたんに、誰かがアンコールを叫びました。それにほかのこどもたちのアンコールも続きます。「それじゃあ、もう1曲だけ。」とアンコールに応えてジョゼフさん、パプゥさん、ともみさんが最後にもう1曲演奏して終了しました。

 

 

 

 

 

 

● 気づいたこと

・どの学年も共通していたのは、ジョゼフさんが登場したとたんに「おお~っ!」と歓声があがったこと。
あとで聞いてみると、「ほんものの外国のひとだ!」と驚いていたそうです。

・アフリカの太鼓(ジェンベ)についても、「わだいこと全然音が違う。」
とこどもたちが話していて、だんじり祭りで使う太鼓と、ジェンベの音は全く違う響き方をしていたようです。

・学年によってカラーも違い、高学年は温度差があること。
先生に聞いてみると、「学年があがるにつれて、人に見られることを意識するようになる。素直にダンスを踊れないからといってこどもたちが楽しくないという訳ではない。」また、「そういうときは、わたしたち(先生)がこどもと一緒になって踊ったり、声をかけたりして恥ずかしくないことを見せるようにしている。」とも教えてもらいました。

こどもたちの感想としては、「短かった。あともう1曲だけ聞きたかった。」と後日話していたそうです。今回のワークショップは45分の中に〔鑑賞、うた、ジェンベ体験、ダンス〕と盛りだくさんの内容だったのであっという間。60分のワークショップでも十分できる内容でした。

また、タチョナでは全校生徒に対してワークショップを実施するのは初めての企画でしたが、回数を2学年ずつ3回に分けたことで程よい人数になり、全員が参加できるワークショップが実施できたと感じました。

 

(糸井)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。