三津屋小学校5年生 1日目 今回、remoが実施するプログラムは『ご近所映画クラブ』と呼ばれるremoのプログラムを小学校向けにアレンジしたものを実施しました。。 このプログラムの手法は、映像作家で著名なミシェル・ゴンドリーが創りだしたワークショップとして全世界でも有名です。
最初に久保田テツさん、蛇谷さんから自己紹介。 まず、司会の蛇谷さんから、これまで見たことがある映画について質問後、その映画を作る人にはどんな人がいるか聞いていきます。 子どもたちからも、監督、カメラマン、役者など様々な意見が挙がっていきます。 久保田テツさんは、映画のタイトルを取り上げて、様々なジャンルの映画を私達が普段特に意識せずに見ていることを丁寧に説明されていました。 その後、映画の作り方を詳細に説明するために映画「三丁目の夕日」のワンシーンを題材に、カット割りについてみんなに伝えていきます。 カット1つ1つにそれぞれ意味があることを丁寧に伝えていきます。たった20秒の映像なのに製作者の思いが伝わってくる。 それをみんなで作ってみるのが、このワークショップの主旨です。 その後は、映画の作り方について説明。
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あらすじを考える
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セリフを考える
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服装や小道具を考える
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仕事の担当者を考える
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タイトルやテロップをつくる
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ビデオカメラについて学ぶ
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リハーサルをする
一連の流れが多くて、少し子どもたちも不安そう。でも、心配せずに一緒にゆっくりやっていこうと声をかけるremoの二人。 これらの一連の流れを子どもたちが作っていけるように、各グループに分かれて制作スタート。 【話し合いのルール】
- 一人の意見にしたがわない。
- 恥ずかしがり屋の子の意見もしっかり聞く。
- できるだけ全員のアイディアがつまっていること。
- 思ったことを口に出す(直感を信じよう みんなで考え、みんなが出演、時間を守ること。
1週間前から、 どんなジャンルの映画を撮りたいかを 子どもたちに学校の先生から聞いてもらい、 すでに各クラス4つの班にわかれています。 子どもたちのアイディアが、その場でどんどん 採用されていく、もしも、学校の中で「戦争」が起きていたら、、 など、刺激的なテーマも出てきました。 テーマの例を提示していきながら、 各班で、テーマを決めていきます。 テーマも魅力的なものを子どもたちが話し合いながら 選び、その後の 休み時間に入る前には、撮影場所を選びます。 普段は入れない体育倉庫や、屋上、理科室など、 学校ならではの場所を舞台にテーマと つながる場所を決めていきます。
その後、各班で
「カメラマン」、「カメラマン補助」、「美術係」、「書記係」、「役者」
の5つの役割に分かれていきます。 カメラマンだけは、映画の中に入れないので、 それ以外の役割がどちらかというと人気。 でも、役割を変えて、カメラマンの人も 交代して少しは映像の中に映ることを できるようにしました。 実際に休み時間の10分休憩にそれぞれが考えいてる場所を見学に行きます。 休み時間終了後は 各班で決まった場所を紹介していきます。
例えば一例を挙げると、、
【テーマ】もしも、さいきょうの力を手に入れたら 【撮影場所】屋上で
【テーマ】卒業した後 10年後、、 【撮影場所】講堂で
【テーマ】もしも、恋をしてしまったら 【撮影場所】図書室で
【テーマ】もし、ゆうれいが見えたら 【撮影場所】階段で
などとても魅力的な場所とテーマを 考えれてくれました。
その後は、 大きな模造紙に子どもたち同士で話し合いながら 「あらすじ」を決めていきます。参考に、「のび太のストーリー」を 大きなあらすじにして例示します。
のび太が困る。→ ドラえもんが道具を出す。 →のび太が助かる。
これらの一連の流れを分かりやすく説明しました。 最強の力を手に入れるためにどんなきっかけが あればよいか悩んでいる班には、 まず、様々なアイディアを出して、 その後、1つ選ぶ方法を伝えてみる。 青春ものでストーリーを作っている班には、 終わりのシーンをイメージしてもらった後に そこに至るまでの流れを考えるよう伝えてみる。 一方で、子どもたちからも様々な自由なアイディアが たくさん出てきます。 図書室での恋愛ものは、 手と手が重なりあった瞬間から はじまるなど、具体的なシーンをイメージしながら あらすじを作っている班も。 その後は、より細かいあらすじ内容を 考えていく時間になりました。 今日は、最初なので2コマだけ。 来週は、カメラの撮影についての レクチャー後、実際に映像を 撮っていく流れまで進めていきます。