【実施レポート】こどもアートワークショップ『ペンと紙で話そう。アイデアをカタチに。』@enoco

日時:8月4日(日)14:00〜16:00
会場大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco) 2階ルーム8
参 加:10名(内訳:中学1年生2名、中学2年生8名)
講 師:中村征士
スタッフ:5名(小島、糸井、高橋、三宅、藤吉)

 【全体の様子】
スタートからリラックスしたムードで始まりました。絵を描くことの好きな中学校の美術部員などが参加 した今回のプログラム。すべての絵を描くというタスクをやりきれるのか、心配もありましたが、最後まで全員が集中力を失わず絵を描いていたことに驚きました。

プログラムの中には時間制限のあるもの(30秒で1枚、計5枚の絵をお題に沿って描いていくなど)想像力を膨らませないと描けないもの(イラスト大喜 利)などにも参加した中学生たちは意欲的に取り組んでいたように見受けられました。
また、今回は参加者が10名とアットホームな雰囲気のワークショップでしたが、学校での実施など参加人数が多くなったとしても、時間配分や実習の組み合わせ方など、そのときの参加者に合わせて切り替えていくこともできるプログラムだということがわかりました。

【当日のワーク】
イントロダクション
・自分って実はこんなひと
・チーム対抗 絵しりとり

アイデアをカタチに
・アイデアって何?
・アイデアを伝える(説明できることの大切さ、ポイントは何なのか?)
・アイデア(点)→絵(線)→ストーリー(面)

<実習1>
絵って何で出来てるの?(○△□線点を使って、カタチ、配置に分解する)
①○△□線点 で似顔絵を描こう
②○△□線点 で出来るだけ多くのものを描こう
 お題:果物、動物、乗り物、動きのある人間
 グループ毎に並べて検証:意見交換・各自ポイント発表
<実習2>
①制限時間内にお題に描き足して別のものにしよう
 お題:半円、A 各5枚
 各グループで並べて検証:意見交換・各自アイデアポイント発表
ー休憩 10分ー
<実習3>
イラスト大喜利〜お題に絵で答えよう〜
・100Mを5秒で走れる靴が開発されました。さてどんな形?(機能の可視化)
・1個10万円のハンバーガーがマクドから発売されました。どんなの?(価値の可視化)
・100年後大阪のおばちゃんの間で大流行する髪型。どんな名前と髪型?(アイデアと言葉、○○ヘアー)
・なんとついに宇宙人が月の裏側で発見されました。人間とまったく同じ姿ですが1カ所だけ違う部分があります。どこでどんなふう?(誇張)
 各お題につき
<実習4>
ストーリーにしよう〜チームで4コマ漫画にして発表しよう〜
・いままで描いた自分の絵を、各チームでひとり1〜2枚無作為に選ぶ
・模造紙に貼ってストーリをつくる
・プレゼンテーション
 評価基準:新しい、見たことない
・各個人で投票:何が良かったのか?もっとよくするためには?講評
アイデアってどういうカタチでもok、絵にすることでもっと伝わる
【スタッフからの意見、感想など】

・紙とペンだけで、準備物に不備なくできた。
・最後の方で疲れていた子がいた。
・絵が描ける描けないでなく発想が思いつかないこどもがいた場合にはどう声かけするか。
・学校での実施など、知り合いの多い集団であれば盛りあがるかも。
・今回スタッフもいっしょに参加したが、大人が入らない場合プログラムとしてどう進めていくのか。
・手を動かしているから集中力を持って取り組めた。
・終止リラックスしたムードだった。
・enocoで実施するWSでは地域も学校も違うこどもたちをどうまとめていくのか。
・女子トイレが遠いので休憩時間を長く取る必要がある。10分でも体感5分だった。
・実施の際の人数と部屋の大きさ。今回は少し狭かった。
・プログラムの時間配分は臨機応変に変えていける。


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