大阪市立東都島小学校×北村成美 (4日目:最終回)
2011/9/29 (5~6時間目)

最後のしげやんとの練習の日。運動場で集合します。お昼休みは体操服であそんでいる子もいれば、北村さんに話しかけてダンスの練習をする子もいます。
チャイムがなって、北村さんたちが三角座りをしてじっとしています。先生の声かけでようやく整列するこどもたち。4分の遅れです。

始めに約束ごととしていくつか確認。手の組み方、目を話さないことなどをこどもたちに伝えます。でも、運動場というのもあって返事が小さい…。「返事というものは相手に伝わるようにするの!」と北村さんが言います。「身体さわってみー!」とみんな自分の身体をべたべたさわってみて、「この身体全部が今、人から見られてると思ってください!」と伝え、運動場全体が、ステージのように緊張感が生まれたところで、早速これまで先生たちといっしょに練習してきたダンスを通してみることに。

以前の課題、移動の際のまごまごしたのがなくなり、一人一人がしっかり地面に足を踏み込んで、手をしっかり組んでダンスしています。みているこっちも息をのむ緊張感。途中、エンディングのところで大きく手を打ったり、曲を聴きながらこどもたちの動きやすいようなタイミングをつくったりと、先生のアイデアも盛り込まれていました。「プロみたい!めっちゃかっこよかった!」と北村さんもびっくりしています。

「今のきもちを忘れずに」ここからもっと格好よくしていこうと、パートごとに何度も練習していきます。太陽の日差しが強い中、こどもたちは繰り返し練習し、それでも弱音を吐きません。身体が疲れてしまった子は途中、休憩しながら、じっとダンスのようすを見ています。「見てても上手に踊れるわけじゃないからね」と、こども扱いは一切しない北村さんに、こどもたちはぐっと集中しています。

5時限目が終わって、休憩時間には集中がとけてくたくたな様子もありましたが、6限目はさらに加速していきます。全体の踊りもひとつひとつ、かっこわるい例、かっこいい例を北村さんがやってみせて、何がかっこよくしているかをこどもたちに何度も問いかけます。

最後に、エンディングのところでお客さんに感謝の気持ちを形にしてください。とお題がでます。4年生の中には準備して、北村さんもびっくりするダンスがあったりしました。それをみた3年生も、負けずに組み立て体そうを真似たものや、自分たちで考えた「かっこいい、見た事のない」アイデアを出し合います。

しかしながら、いざ実演してみると、エンディング曲は時間に限りがあるので、もたもたしてると後のグループが間に合わなくなります。「むずかしいことをしようとせずに、簡単なことをきっちりしてもかっこいいんよ」とみんなにアドバイスをして練習が終わりました。

これで北村さんの授業は終わり。完成は運動会本番で発表されます。

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