実施レポート 池田朗子(九条南小学校)1日目

『切り起こし ワークショップ』@九条南小学校

日  時:9月12日(木)
実施時間:3・4時限(2クラス合同授業)
対  象:九条南小 6年生2クラス 42名
講  師:池田朗子

〈準備〉
・プロジェクター・パソコン・OHPのセッティング
・デザインカッターの準備
講師・スタッフは10時に図工室に入り、機材のセッティングおよび会場設営
デザインカッターの刃の確認・交換

 

〈授業(1)〉


・授業はじまり&自己紹介
先生から今日の授業のお話。そして講師、池田さんへバトンタッチ。まずは、池田さんがスライドでご自身の作品をみせながら自己紹介。
「切り起こしを知っているひとー?」という池田さんからの質問に手を挙げて「写真を切って起こす」と答えてくれる子もいました。
続いて、インスタレーションの説明。「設置する空間そのものを作品にしてしまうこと」という意味を説明しながら、池田さんの過去の個展の写真を使って紹介。

・ワークショップの作業の説明・道具説明
写真を切り起こして、写真を撮るという流れを説明。実際に池田さんの作品を紹介。「花嫁の写真」+「花束を持っている女性の写真」、この2つを切り起こし、合わせてみるとまた別の1つの作品が。合わせることで違う作品ができるということも伝えます。
次は道具の説明に入ります。使うのはカッターマットとデザインカッターです。デザインカッターについては[人に向けないこと]、[ふたを閉めること]、[切りにくかったらスタッフにまず声をかける]という3つの注意事項が説明されました。
最後は使う素材(チラシ)の説明です。チラシの紙の性質によって切り起こせるもの、切り起こしにくいものがあるということが伝えられます。

説明が終わると、いよいよ切り起こしのワークショップ。「自分が見ているところを切ってみましょう!」、「切り離すのではなく、切り起こす。どうすれば切り起こせるかも考えながらやってみましょう!」と池田さんからの言葉でワークショップ開始です。

・ワークショップ
チラシが配布され、デザインカッターの3つの注意事項の確認がもう一度され、カッター配布。
まずは、チラシ選び。たくさんあるチラシの中から自分が切り起こししたいチラシを選びます。そして、切り起こし。人物や動物を切り起こしていきます。同じチラシでも、切り起こす対象物が違ったり、切り起こす部分が違ったりと、それぞれの個性がでてきました。また、はじめは人物や動物ばかり切り起こしをしていましたが、文字を切り起こす子も。切り起こししたものはみんなでみてみたりしました。



最後の方は、自発的にいくつか合わせてみて違う作品を作り出している子が何人もでてきました。思ってみなかったことが自然と起きるのがワークショップの面白いところだなと思いました。

 

・まとめ
最後はおさらい。難しかったところをみんなに挙げてもらいます。「細かいところを切るのが難しかった」、「カッターがずれる時があって難しかった」といった感想が出てきました。



その後、次回の説明に。
次回は、写真を切り起こしして写真撮影、そして展示、発表を実施予定という説明がされます。切り起こす写真を修学旅行や学校で撮影したりしてくださいと伝えられました。

また、時代によってのカメラの違いやプリントアウトの違いなど、写真についての説明もされ、授業が終了です。

 

(前田瑠佳)

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