大阪市立明治小学校×トーチカ
2011/12/7 (3〜4時間目)

時間:12月7日10:45-12:25
学年:5年生2クラス

9月から始まったタチョナもこれで今年の授業は最終回。
9月には窓を開けていた体育館はすっかり寒くなり、我々スタッフは厚着をして授業に臨みます。
10時45分からの授業に間に合うように、トーチカさんはじめスタッフは10時前には体育館に入り、カメラ、プロジェクターやパソコンの設定、こども達に配るペンライトの準備、遮光空間の作成など、スタッフがテキパキと着々とセッティングを進めていきます。
特にデジタルメディアの作品なのでコンピュータ関係の設定は重要なポイント。
その間、先生と段取りについて簡単な打合せを行います。

〜デモンストレーション〜
さて、先生がすでにこども達に「すごいアーティストがやってくる!」と話してくれていたおかげで、こどもたちは「何やるんだろう?」という期待感を持った表情をして体育館に入ってきます。
担 任の先生から「世界的アーティストのトーチカさん!」との紹介で、簡単な挨拶のあと早速デモンストレーション映像を見ます。音楽もついた楽しいプロモー ション映像で、こどもたちは何をするのかをなんとなく理解します。ここではまだ、光を使って、字を書いたり絵を書いたりということは分かるけれど、「どう やってやるの?」という感じですね。

トーチカさんから簡単な説明のあと、早速やってみようということで、ペンライトの受け渡し。
映像にあったペンライトを実際に受け取り、ようやくこれを使ってやるのかという感じでペンライトをさっそく振り回してみせます。
そして、プロジェクターには前面に置いたカメラで写している映像がそのまま写ります。したがって自分が持っているペンライトの明かりがそのままプロジェクションされて見えるから、自分がカメラのどの位置にいて、どのくらい動くとどうなるのかをなんとなく理解します。

〜ワークショップ1〜
全員にペンライトが行き渡って、ようやくワークショップ開始。
まずは顔ぐらいの丸を書くことから始めて、それがプロジェクションですぐに出てきた時に「うわーっ」と歓声が上がります。
次 にいろいろな絵を書いて試してみます。自分が書いたものを観るだけでなく、他のこどもたちが書いたものも一度に見れるので、あちこちで「上手くいった!」 とか、「へんな形になった!」とか、笑い声が聞こえてきます。その都度、トーチカさんがしっかり見て適切に指導します。

そして、トーチカさんの「こんなん書いてみて」という指導の元、言われるまま書いていくと、どんどん絵がつながり、モーションピクチャーになってプロジェクションされると再び歓声が起こります。
自分の目の前で跳ねるボールを作ったり、タネから育つ植物が花を作るというストーリーにも挑戦していきます。

簡単そしてスピーディー
このワークショップが最も優れている点の1つがここ。自分が表現したときの熱さが残っている時間で見直せるというのは、直接的な感動をもたらすと共に、反省もすぐに出来てすぐに修正も効くということ。このテンポ感はまるでスポーツ感覚と言えるかもしれません。

〜ワークショップ2〜
さて、ここからは小学校オリジナルの作品を作っていきます。
この学校では全員で校章と大阪市立明治小学校という文字を作っていきます。
文字の部分、校章の部分それぞれのパーツを光で表現する様は友達同士の協力がないと絶対にできない作品です。
個々の責任は重大であるけれど失敗がない。その中でトーチカさんの指導で何度もうまくいくように挑戦し徐々にきれいな作品が出来上がっていきます。

間違いという考え方
このワークショップで気がついたことはもうひとつ。
上手くきれいに書けるのも良いけれど、失敗が確実に笑いに転化されることで失敗でなくなるところ。つまり、これもいいじゃないかとこどもたちが簡単に理解できるような表現であるところ。
その結果、何度も同じ表現を繰り返しても、まったくこどもたちが飽きることなく真剣に取り組む姿がこのワークショップの魅力の1つとして現れていると感じます。
何より先生がわざと間違えてこども達に笑いながら指摘されている風景は非常に和やかな風景であるけれど、その作品はメディアの最先端をいく作品だと考えると、「人間のファジーな部分の受け止め方」を考えさせられます。

その後、途中機材トラブルなどもありましたが、何枚も撮影していくうちに時間があっという間に過ぎて終了。
終了後、ミーティングの中で「こども達の躍動感がとても良かった。」「作品ができた時の歓びがある。」
という他に「安全な教材を使っている」という感想が先生や見学者からありました。

 

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